LeCENT(レセント)はカシミヤ、麻、海島綿、シルクなど天然素材を使った高級ニットのブランドです。
詳しくはホームページをご覧ください。林田株式会社|LeCENT (e-hayashida.co.jp)
立夏が過ぎました。LeCENTでは初夏まで快適にお召しいただける海島綿やシルクのニットのオーダーができます。さわやかな季節に、ぜひ高級ニットをお試しください。
さて、LeCENT(レセント)公式オンラインストア オープンを機に”LeCENT(レセント)とは何か”、をご紹介する その3、今回は麻についてです。
LeCENTは、1973年にわが国初の麻100%、多重染色のプリントニットシャツの商品化に成功したことをきっかけに、ファクトリーブランドとして発売したオリジナルブランドです。以来、麻はLeCENTの夏を代表する素材として多く用いられています。
麻の歴史は古く紀元前5000年にエジプトでは麻(亜麻=リネン)が栽培されていて麻布が作られていたそうで、紀元前2500年のエジプト王の墓に、麻 (亜麻=リネン)栽培の壁画があるそうです。また、一言に「麻」と言ってもその種類は多く、亜麻(あま=Linen,Flax)、苧麻(ちょ ま=Ramie)、黄麻(おうま、こうま=jute)、衣料にも使われたりする大麻(たいま=henp)や、他にもサイザル麻やマニラ麻というのもありま す。
このようにたくさんの「麻」があるのですが、法で定める家庭用品品質表示法によると「麻」と表示できるのは亜麻(Linen=リネン)と、苧麻(Ramie=ラミー)(写真)だけです。
麻は天然繊維の中でも最も涼しい繊維といわれ、高温・多湿な季節に特に最適な素材です。そのさわやかな涼感と感触は他の素材では味わうことが出来ません。
◆ 腰が強く、汗ばんでも肌に密着しない。
◆ 通気性が優れている。
◆ 水分の吸収、発散が早い。
ラミー(苧麻)繊維は、ラミー原草の茎の靭皮部(じんぴぶ=茎の木質部と表皮の間の部分)からとる靭皮繊維で、草丈は1~2.5mに伸びます。宿根性イラクサ科の草木で、白葉苧麻(葉の裏には銀白色の毛が生えている)と緑葉苧麻(葉の裏に毛が生えていない)とがあります。
◆ 繊維は太く長い。
◆ 天然繊維の中、最もシャリ感がある。
◆ 涼感があり、腰がある。
◆ 水分の吸収、発散性に優れている。
◆ 色は白く、絹様の光沢がある。
リネンは、主にヨーロッパ地域の北方か高原地方で栽培されます。リネン繊維は、ラミー同様リネンの靭皮部(じんぴぶ=茎の木質部と表皮の間の部分)からとります。草丈は80cm位の一年生の亜麻科の草木であり、淡紫色の五弁の可憐な花が咲きます。
◆ 繊維は細く、短い。 風合いは、しなやかで綿に近い。
◆ 涼感はラミーに次ぐ。
◆ 水分の吸収、発散性はラミーに次ぐ。
◆ 色はリネン特有の黄味がかった色(亜麻 色)がある。
◆ 白度・光沢はラミーに次ぐ。強力はラミーに次ぐ。